少し遅くなりましたが、今年4月、単身でロンドンマラソンに挑戦してきました。
意外と知られていないのですが、Championship枠だと、条件を満たしているランナーの方であれば、意外と簡単に参加できます。
要項を見た時に、「ひょっとしたら自分でも出れるのでは?」と思い、興味本位でエントリーしたのですが、実際に走ってみると国内のレースとはまたひと味違った雰囲気で、本格派ランナーにとって、一度は体験してほしいイベントだと感じました。
ロンドンマラソン参加までの流れを知りたいというリクエストも多く頂きましたので、実際に参加してみた中で、エントリーまでの流れや現地での過ごし方などについてまとめました。
基本的には、日本からだと、ツアーを経由したエントリーになるかと思いますが、一定の基準を満たしているランナーは「Championship」という枠からのエントリーが可能です。
この枠を利用すると、以下の条件を満たすことで抽選なしで参加できます。
タイム要件
男性:2時間40分以内
女性:3時間14分以内
※2025年以降は基準が引き上げられています。
Championship枠の最大の魅力は、エントリー費用が大幅に抑えられることと、エリート選手のすぐ後ろからスタートできることです。
上記以外には特に縛りはなく、公式FAQにも「現地在住である必要はない」と明記されており、実際に私も日本から問題なく参加できました。
Championshipの部でロンドンマラソンにエントリーするには、以下のような費用がかかります。
合計で約130ポンド程(当時の日本円で約25,000円)。
これに加えて、クラブユニフォームが必要になります。これが個人的に一番苦戦しました。クラブユニフォームは現地で購入するか輸入する必要があります。
現地で購入する場合は、日程が限られている(水曜日とかだった気がします)ため、現地で調達するのがかなり無理があると感じ、現地での購入は諦め、イギリスの大手ランニング用品サイト「Soar Running」で注文し、輸入料込みで約18,000円でした。Championship枠ではクラブベストの着用が義務付けられています。
クラブベストの料金は、チームによっては抑えられるところもあるのではないかと思います。また、オンラインで購入するにしても、サイズに限りがあるため、なるべく早めに購入することをおすすめします。最悪、違うサイズを購入して、刺繍して自分のサイズに合わせるなどするのも良いと思います。(私もそうしました。)
レース当日はバタバタするもの。特に慣れない地でのレースにおいては、宿泊するホテルの立地は重要です。
今回宿泊したのは「カナリーワーフ」のホテル。水辺に面した商業エリアで、公園も近く、マラソン前に落ち着いて過ごせる場所でした。
ただし、スタート位置がグリニッジではなく、その南にあるブラックヒースエリアだった点には注意が必要です。スタート会場はレースの1〜2週間前にメールで通知されるため、具体的なエリアまでは事前に分かっていませんでした。
グリニッジエリアは個人予約が困難なため、公共交通機関でアクセスしやすい場所がおすすめです。カナリーワーフからグリニッジまでは電車で約15分。ただし、ブラックヒースまでの電車の移動は遠回りになるため、当日はグリニッジで下車し、走って向かう形になりました。これがある意味良いウォームアップになりました(笑)。
また、レース当日は行きも帰りもゼッケンナンバーを提示すれば電車が無料になるため、交通費の心配は不要です。
多少距離はあっても、ブラックヒースから、直接の電車で行ける場所であれば、多少遠くても良いのかな?とも思います。ただ、西へ行くほど受付会場のExcelLonconからは遠くなるので難しいところですね。
基本、地下鉄です。
「エリザベス線」や「ジュビリー線」など、いくつも路線があるのですが、google map で行きたいところにどのような路線が通っているのかを見るのが確実です。
路線を調べるサイトもあるのですが、全て載っていなかったりもするので、google map で確実に探し出すのが無難です。
今回宿泊したカナリーワーフは空港からは直通でエリザベス線が通っているのでそれに乗るのが無難です。行きの時は、少し時間短縮を狙ってヒースローエクスプレスを利用したのですが、パディントン駅での乗り換えに時間がかかり、逆にロスをしてしまったので、直通で通っている路線があればそれを利用するのが良さそうです。
また、事前に調べた情報では、現地でICを購入しなければいけないとのことだったのですが、クレジットカードも利用することができたので、購入しなくても良かったです。
手持ちのVisa、Amexカードは一通り利用できました。
ほとんどのお店がクレジットカード利用できますが、Visaだけにしか対応指定ないお店も多いので注意が必要です。
基本チップは不要で、サービスを評価してチップの額を決めるような文化はなく、レストランなどではサービス料として一定額が自動的に上乗せされる形なので気が楽です。
(チップの文化も、最初は戸惑いましたが、思いやりを形として渡すようで最近はこれはこれでいい文化だなと思い始めているところではあります)
入場ゲートは特に注意が必要です。ブルーのゼッケンで、ゼッケンナンバーの色で入るエリアもあったのですが、そこはChampionshipのエリアではないです。
最初間違えてそこに入ってしまったのですが、明らかに荷物を預ける場所などが違いそうでしたので、スタッフの人に聞いて周ったら、Championshipエリアについて知っている人が現れて案内してもらいました。(Championshipエリアのこと知らないスタッフの方意外と多かったです。)
写真の通り、目立つように「Championship」という表示がりますので、ブルーのゲートまで来れば、近くなので探してしてみてください。
Championshipエリアにはジョグをするスペースがあり、そこで多くのランナーが体を動かしていました。屋内施設はなく、風もとても強く、寒かったです。
スタート前は、カッパを着ることができ、スタートエリア移動時に、カッパを捨てる用のゴミ箱があるのでそこに捨てることができます。
意外と、前に行きやすいです。東京マラソンの準エリートのように、何十分も前から並んで準備をしていないと前の方に行けない、ということはなかったです。
曲がり角の多いコース。たまに、デコボコもあり、何度も転倒しそうになり危ない場面がありました。
2時間18分41秒でゴール。Championshipの部で8位でした。
スタートラインを切った瞬間からゴールに至るまで絶えることのない盛大な応援、本当に力になりました。
コースも魅力的で、歴史的な街並みを眺めながら走ることができる点も、この大会の醍醐味です。普段は観光名所として訪れるような場所を、駆け抜けるのは特別な経験でした。
レースを振り返ると、難しいコースの中、序盤からハイペースで攻めの走りをした中で、最後まで持たせられたのは非常に自信になりました。
日本からのChampionship枠での参加はまだあまり知られていませんが、条件を満たせば意外と簡単に参加できます。手続きはオンラインで完結するところも多く、クラブの選び方次第では気軽に参加できる場合もあります。
本格的な大会でしか味わえない興奮と達成感がロンドンマラソンにはあります。興味のある方はぜひ挑戦してみてください!
私もまたタイミングが合えば参加したいと思います!