セカンドベスト!京都マラソン2025

投稿日:2025年02月17日

京都マラソン2025に出場しました。3年連続3回目の出場となります。

初出場の時は優勝を果たし、昨年は3位。そして今年こそは再び王座奪還を目指すという意気込みで臨みました。

しかし、最大のライバルとして立ちはだかったのは、前回大会優勝者の森井さん。

昨年のレースでは、7分もの大差をつけられ完敗しましたが、この一年間で国内外の多くのレースでトップクラスの選手たちとしのぎを削る中で確かな成長を感じていました。

特に、昨年11月以降のトレーニング量はこれまでにないほど増えていて、12月のホノルルマラソンでは高温多湿の厳しい環境下で2時間18分を記録。さらに、年明けにはハーフマラソンで自己ベストを更新し、涼しい環境でのフルマラソンではそれよりも早く走れる確認があったので、どこまで走れるのか、自分自身楽しみにしていました。

 

直近の練習

年明けからの練習環境は過酷そのもの。今年の金沢は数年に一度の大寒波に見舞われ、屋外でのランニングはほぼ不可能でした。唯一の選択肢は、朝晩のトレッドミルでの走り込み。

大阪ハーフ(1月26日)以降の主な練習は以下の通りです。

  • 2月9日(日):2000m×7本(小松ドーム)
  • 2月13日(木):1000m×3本(3'00"-2'55")

それ以外は、ほとんどトレッドミルを活用し、朝晩60〜90分、週間170〜200kmを目安に走り込みました。
大阪ハーフ後の1週間はどのみち疲労抜きのため、ジョグが中心で室内でもそれほど大差ありませんでしたが、そこから京都までの2週間はしっかり追い込みたかったので、室内練習ではやや物足りなさを感じることもありました。

それでも、どんな厳しい状況下でもできることを積み重ね、最も落ち込んだ時期でも週間170kmを維持。さらに、小松ドームでのスピード練習を織り交ぜながら、限られた環境の中で最大限の準備を整えました。

レース前日

レース前日も、なるべく体を動かすように心がけています。

早朝に60分程度走り、日中は移動で、夕方には現地到着後、受付等済ませたら数十分ほど体を動かし、血液の循環を促して移動による疲労を解消するよう心がけています。

宿は昨年同様、ゴール地点である、受付会場から歩いて5分ほどのところにあるホテル。

京都マラソンはスタートとゴールの地点が異なるため、どちらを取るか悩ましいところです。京都では会場からの電車移動がやや不便であることに加え、入賞商品を持ち帰る際やゴール後も交通規制が続いてタクシー等も利用できないことを考慮すると、自分にとってはゴール会場の近くに宿泊するのが最適な選択だと感じています。

こうした段取りも、実際に試してみなければ分からないことも多いため、万全の体制を整えるための貴重な経験だと考えています。

夜ご飯にはそれほどこだわらず、糖質を多めに摂るようにし、バイキングやレストランでバランスよく食事をとります。

就寝は当たり前ですが、なるべく早く、5時に起きる時は、21時くらいには寝るようにしています。

 

レース当日

当日はレーススタートの約4時間前に起床し、朝食を済ませます。朝食の内容はシンプルで、ご飯や赤飯、お餅、カレー、バナナ、団子などを、その時の気分に応じて選びつつ、できるだけ糖質を意識して摂るようにしています。朝食後は、出発の準備だけ整え、ギリギリの時間まで横になって休むことが多いです。本来であれば、ある程度体を起こしておくべきですが、体力温存を優先しています。その代わり、出発直前にシャワーを浴び、軽く湯船に浸かって体を温めます。さらに、軽い運動を兼ねた動的ストレッチを行い、体を目覚めさせるようにしています。個人的には、これがすごく大事で、この方法で十分に体を起こせると感じているため、朝食後に休むことに問題はないと考えています。

フルマラソンのレース前は、走る形でのウォーミングアップは行いません。その代わり、軽くマッサージをしたり、関節周りを動かしたり、体を冷やさないように気を配りながら、スタートまでの時間を過ごします。そのため、会場に到着後はすぐに荷物を預けるだけです。

この後、スタートまでの最後の難関であるトイレ問題。フルマラソンは長いので、トイレ問題は侮れません。多くの大会でそうなのですが、出場者数に対して、ピーク時のトイレの数が圧倒的に足りないので、その分の時間を考慮して行動する必要があります。今回も冷や冷やしながら行列に並んでいましたが、結果的には余裕を持ってスタート地点に並べました。ここまできて、やっと万全にスタートできる安心感が生まれます。

 

レース展開

森井さんは、序盤からスタートダッシュをかますタイプ。ここで大きく離されると勝負になりません。しかし、過去のラップを分析し、彼のペースにも必ず緩む瞬間があると確信はしていました。そこを突いた時にどのような展開になるのか、自身も含めて興味深かった人は多いはず。そのタイミングを狙い、私は3分5~10秒/kmのペースを維持しながら冷静にレースを進めました。

幸運にも、5kmを過ぎたあたりから森井さんの背中が徐々に近づき、7km地点あたりで追いつきました。上り坂では彼にリードされる場面もありましたが、下りと平地では私が追いつき、ときには前に出るなど、抜きつ抜かれつの激しい攻防が続きました。このような競り合いができたのも、この1年間で積み重ねたレース経験のおかげ。序盤から攻めるスタイルも試し続けたことで、戦略の幅が広がったことを実感しました。

沿道からはたくさんの応援がありましたが、特に地元京都ということもあり、並走して以降聞こえてきた、森井さんへの声援は凄かったです。その中でも、沿道やすれ違ったランナーの方に応援いただけたのは力になりました。

中間点を過ぎると、森井さんが何度かペースを上げて引き離しにかかりました。しかし、まだ余裕があった私はしっかり食らいつきます。すると、今度は森井さんが私の後ろについて、休みながら様子をうかがうような場面も見られました。森井さんにこのようなレース展開を取らせられるようになったことも成長を実感できたことの一つです。

 

 

ラスト勝負まで持ち込めれば勝機はあったかもしれませんが、相手も百戦錬磨のベテラン。早めに振り切りたいという意図が伝わってきました。駆け引きが続く中、35km地点までは何度も先頭が入れ替わり、並走したりしながら、白熱のデッドヒート。

しかし、長い上り坂に差し掛かった瞬間、わずかに差が開き始めました。必死に食らいつきましたが、徐々に広がる差を埋めることはできず、そのままゴールへ。

 

 

結果は 2時間16分50秒で2位。

昨年は7分あった差を、今年はわずか30秒まで縮めることができました。スタートダッシュだけではない、終盤の森井さんの強さを受け止めると同時に、地方レースを席巻してきた森井さんとここまで競り合えたことは、これまでの努力が確実に成果となって表れた証拠。大きな自信につながるレースとなりました。

あえて今回の反省点を挙げるとすれば、ラスト勝負にこだわらず、得意の平地や下りでロングスパートを仕掛けるべきだったかなということくらいですかね。

とはいえ、もう少し経験を積めば、さらに積極的なレース運びができるようになるはず。今後に生かしたいポイントの一つです。

勝負には必ず勝ち負けがつきものなので、今回は仕方がありません笑。今の状態で勝てなかったのなら、それは単純に相手が速かったということ。それだけのことです。これからも自分と向き合いながら努力を積み重ね、その先に勝利があると信じています。

 

今回のグルメ

京都マラソンの受付会場へ向かう途中、立ち寄った峯嵐堂(ほうらんどう)さん。京都マラソンにも協賛されているこちらのお店で、わらび餅をいただきました。

お菓子の好みは、一般的に香りや味で分かれることが多いもの。しかし、このわらび餅は、そんな基準を超えた美味しさでした。今まで食べたことのない、口の中でとろけるような極上の食感。ふんわりと溶け、上品な甘さがやさしく広がる感じです。

今回いい結果を出せたのは、このテンションを爆上げしてくれたわらび餅のおかげも大きいと思ってます笑

京都を訪れる際には、ぜひ一度味わってみてほしい逸品です!

 

次の目標

次のレースは2週間後の東京マラソン。

コースの難易度を考慮すると、自己ベストのタイムを大きく短縮できる確信が持てています。

まだまだ寒さは厳しいですが、与えられた環境の中で最大限努力を重ね、東京マラソンでさらに進化した走りを見せます。